update 2004.09.03
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■■■ CAD Operation Helper Ver1.0 ■■■
 機械設計のご依頼のお問い合わせはこちらをご覧になって下さい。
 CAE2Dから、AUTOCADへの変換いたします。
はじめに

 このソフトは、NEC製、CAE2Dのオペレーションをサポートするソフトです。
ホイール付マウスによるホイールを回転させての拡大縮小を可能としオペレーションを助けます。
 また、ホイールボタンのクリック&ドラックにより、拡大縮小全体等のコマンドを呼び出すことも可能としています。
 要は、AUTOCADの拡大縮小、K−CADの拡大縮小、JW-CADのクロックメニューのようなことが出来るようになります。
 
 このソフトが処理していることは、CAE2Dの「拡大」などのボタンをソフト上で”押して”いるだけです。ですので、CADにはなんの害もありません。

 ぜひ、使用して頂いてみなさんの作業効率が上がることを期待します。

動作環境
OS CAD:NEC CAE2D R7.1が動作している、
WindowsNT4.0/Windows2000 日本語版

注:他のwindowsについては、弊社に動作を確認する環境がありませんので
上記の2点を対象OSとさせて頂きます。NT系なら大丈夫だと思いますが...
CADの画面 このような、オンスクリーンメニュー画面でないと動作しません。

また、このメニューが出ていないと動作しません。

マウス ホイール付マウスが必要です。
注意 このソフトが動作中、CAE2D上での、
ホイールの回転、ホイールボタンのクリックが効かなくなります。
不都合な場合、このソフトは使用しないで下さい。
また、CAE2Dが2つ同時に起動出来る環境では、使用しないで下さい。

インストール
 適当なフォルダを作り、そこに下記のファイルを保存してください。

C2dHelper.exe 実行ファイル
c2dfook.dll フック用DLL
C2dHelper.INI 設定ファイル

スタートメニュー、スタートアップへの登録等は、ご自分で行って下さい。

アンインストール
フォルダごと削除してください。

使い方
1. CADを起動後、本ソフトを起動して下さい。
起動順は逆でも構いません。

本ソフトを起動すると、タスクバーにアイコンが表示されます。
そのアイコンが赤い場合は、「ヘルパー待機中」となります。


アイコンが青い場合は、「ヘルパー動作中」となりヘルパーの機能が使用出来ます。



3. ヘルパー動作中となったら、CAE2Dの作業場上で、マウスを下記の様に操作すると
各コマンドが動作します。(下記は、標準設定状態での動作です。)

操作 動作
ホイール、下へ回転 「拡大」が実行されます。
ホイール、上へ回転 「縮小」が実行されます。

操作 動作
ホイールボタンを押しながら、マウスを上へ移動後、ボタンを離す 「移動」が選択されます。
ホイールボタンを押しながら、マウスを下へ移動後、ボタンを離す 「全表示」が実行されます。
ホイールボタンを押しながら、マウスを右へ移動後、ボタンを離す 「領域」が実行されます。
ホイールボタンを押しながら、マウスを左へ移動後、ボタンを離す 「拡大」が選択されます。


例:全表示、「ホイールボタンを押しながら、マウスを下へ移動後ボタンを離す」の場合
  操作 モニター
1. マウスを作業場上へ移動
2. ホイールボタンを押す。
そのまま押している。
3. ホイールボタンを押したまま、
マウスを下へ移動させる。
4. ホイールボタンを離す。
コマンド「全表示」が動作します。

4. 動作の様子をモニターすることが出来ます。
アイコンをダブルクリック、もしくは、アイコンを右クリック、「モニター」を選択することで、モニターフォームが表示されます。操作に慣れないうちは表示させておくと便利です

左側は、
ホイールボタンの
クリック状況のモニター

(標準の設定状況を示しています。)
右側は、
ホイールの
回転モニター

また、N(ニュートラル)の表示が赤色の場合、「ヘルパー待機中」です。


メニュー
アイコンを右クリックすると、ポップアップメニューが表示されます。

  「モニター表示」   モニターを表示します。
「設定」   設定ダイアログを表示します。
「バージョン情報」   バージョン情報を表示します。
「終了」   本ソフトを終了します。

設定
メニューから「設定」を選択すると設定ダイアログが表示されます。



ホイールボタンの設定
「上」「下」「左」「右」 それぞれ、操作したときに呼び出すコマンドを設定します。
「反応ドラッグ最小量」 操作が有効となるマウスの移動量をピクセルで指定します。
「移動コマンド起動時の
位置を始点とする」
チェックを入れると、移動コマンドを起動したときの
マウスの位置が「第1点」入力となります。

ホイールスクロールの設定
「上」「下」 それぞれ、ホイールを回転させた時に呼び出すコマンドを設定します。
「拡大倍率」 拡大倍率を設定します。
「拡大補正率」 拡大後、指示した拡大中心を画面中心に移動させる補正率を設定します。
「10%」の場合、指示した点と画面中心点の距離の10%中心に寄ることに
なります。尚、「0%」の場合、移動せず指示された位置で拡大されます。
「100%」の場合、必ず画面中心で拡大されます。
「拡大倍率」 縮小倍率を設定します。
「縮小補正率」 縮小後、指示した縮小中心を画面中心に移動させる補正率を設定します。
「10%」の場合、指示した点と画面中心点の距離の10%中心に寄ることに
なります。尚、「0%」の場合、移動せず指示された位置で縮小されます。
「100%」の場合、必ず画面中心で縮小されます。

「保存して更新」 設定を保存して更新します。次回起動時も有効となります。
「キャンセル」 設定をキャンセルします。
「保存しないで更新」 設定を保存しないで更新します。次回起動時は無効です。

著作権、免責

CAD Operation Helper Ver1.0はフリーソフトウェアです。

著作権は作者であるユタカ設計が有します。
本プログラムでは、一応の動作確認おこなっていますが、本プログラムを使用したことにより
生じたいかなる障害、損害において作者は一切責任を負わないものとします。
また、仕組上画面がちらつきます。目の健康を害しても当方は一切責任を負わないものとします。

2004/09/30 ベクターにて公開しました。

最後に
 弊社内で使用してもらったところ、CAE2Dの使用期間が長いベテランの方は、やはり、従来の方法で操作をしてしまうようです。あと、仕組上どうしても画面がちらつくため、目が疲れる等であまり使用されてないようです。
 ただ、ふだんK−CADなどの他のCADを使用していたり、使用したことのある弊社社員は、すんなりこの操作方法を受け入れて使用しています。
 無理にでも一週間くらい使用して頂けると、この操作方法の良さが分かってもらえるかと思います。
 最後に、メーカーさんに、機能強化として、このような操作性を実現して頂けるとうれしく思います。
 CAE2Dに期待しています。

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